スタートアップエコシステムが発達し、起業家はアドバイスを多く得られるようになりました。そこで逆に悩むことが増えたのは多すぎるアドバイスです。
起業家は「間違えたくない」という思いから、多くの人からアドバイスを得ようとします。しかしこれをやりすぎると危険です。意思決定が遅れてしまい、スタートアップにとって最も貴重な時間という資源を失ってしまいます。さらに大抵の場合、起業家が自分のアイデアの良さを確かめるために、肯定的な意見を集めるアドバイス探しをしてしまいます。これを Y Combinator では「アドバイス・ショッピング」と呼んでいるそうです。
そこで Aaron は優れたアドバイザーを一人選ぶことをお勧めしています。そうすれば時間の浪費はなくなります。
ただし、完璧なアドバイザーはいません。複数人の様々な視点を得ることはできなくなるでしょう。またアドバイザーも時には間違うこともあります。そうした限界を踏まえたうえで、優れたアドバイザーを選ぶ必要があります。
優れたアドバイザーは、新たな視点を提供してくれる人です。人の話をよく聞き、学ぶことに意欲的な人です。そして事業に対して楽観的な見方をしてくれる人です。そんな人を一人、もしくは少数選んで、あまり耳を傾けすぎないように気を付けながら、アドバイスをもらってみてください。
今回の Tip の元記事は Aaron Harris の『多すぎるアドバイスにどうやって対処すべきか?』です。
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