スタートアップにとって早くローンチすることはとても重要です。ローンチしてから顧客との本当の対話が始まります。しかし多くのチームは心理的な抵抗もあり、中々ローンチすることができませんし、ローンチの頻度も高くはありません。
そこでとあるスタートアップは、最初にリリースする製品を「バージョン1」ではなく「バージョン0」と呼んで、みっともない製品をリリースすることの心理的な負担を減らしているようです。バージョン0であれば、不出来な製品でもまあ仕方がないか、とチーム内でも思うことができるのではないでしょうか。
確かに不出来なバージョン0をリリースすることで、自分たちの評判は少し落ちるかもしれません。しかしそれで失った評判と、バージョン0をリリースしたことで得られるフィードバックの価値とを比べたとき、どちらが重要かというと、恐らくスタートアップにとってはフィードバックのほうが価値が大きいでしょう。
バージョン0の考え方は製品だけではなく、新機能にも使えます。
「今作っているものはこれです。どう思いますか?」と聞ける最低限のものを作り、顧客との対話を始めてみるようにしてください。
今回の Tip の元記事は『素早く、かつ頻繁に出荷する技術』です。
FoundX Podcast の 1 分間スタートアップでは、FoundX Review の過去の記事を取り上げ、約 1 分の Tip にして提供しています。
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