Y Combinator のプログラム直後は素晴らしい業績なのに、その後に失速してしまうスタートアップが多くいます。その理由は、プログラムやピアプレッシャーによる緊張感がなくなって、起業家が偽の仕事に取り組んでしまうからです。
偽の仕事の例としては、創業者個人に焦点を当てたプレス活動やイベントへの参加、ブログ執筆などが挙げられます。こうした偽の仕事が危険なのは、本物の仕事よりも簡単で楽しい、ということです。そうしてフォーカスを失ってしまいます。
本物の仕事は、企業の成長につながる仕事です。より具体的には製品開発とセールス、そして採用です。これらに集中するようにしてください。
そしてモメンタムを維持することを忘れないでください。モメンタムさえあれば、多くの問題は無視できます。しかしモメンタムがなくなると起業家はバーンアウトしてしまい、負のスパイラルに陥ってしまいます。そうなるとモメンタムを取り戻す以外にありませんが、取り戻すのはとても大変です。なのでモメンタムを失わないことが、スタートアップの掟の一つです。
プログラム期間中に言われたことを続けられている企業が、その後も成長しています。愚直にやるべきことを続けましょう。
今回の Tip の元記事は Sam Altman の『Y Combinator 後に起こるスランプ』です。
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