【Tip】良いアイデアの見つけ方(市場規模編)

f:id:takaumada:20211111115917p:plain

投資家はどのようなアイデアを良いアイデアだと判断するのでしょうか。Sam Altmanが挙げているのは市場規模です。

ただし現在の市場規模ではなく、将来の市場規模に注目します。言い換えれば、市場の成長率を見ることです。つまり、すでに巨大な市場よりも、今猛スピードで成長しているような、そんな市場を狙うアイデアが良いアイデアの一つの要素です。

ただ、成長率と言ってもフェイクトレンドもあります。毎年のようにバズワードが出てきて、まるでどの領域も成長するように見えます。ではフェイクトレンドを見分けるにはどうすればよいでしょうか。一つの兆候として、そのアーリーアダプターが毎日使っているかどうかを見ると良いそうです。iPhoneも出てきたころはアーリーアダプターが毎日使っていました。一方、出始めたころのVRはそうではありませんでした。まだ時期が来ていない、ということです。

では、そうした市場を見つけるにはどうすればよいでしょうか。そのためには独自の思想を持ち、次にどのような巨大な市場を作れるかを考えてみることです。小さなスタートアップ自身が波を作ることは中々できませんが、波を見つけて波に乗ることはできます。

そして最後に、愛されるプロダクトができているかどうかが良いアイデアかどうかの判断軸になります。既に製品があるなら、ユーザーが毎日使っているかどうかや口コミが起こっているかどうかで、そのアイデアが本当に有望なのかどうかが判断できます。

こうした視点を起業家側も持つことで、お互いの理解が進むのではないかと思います。ぜひ投資家の視点も学んでみてください。

 

今回の Tip の元記事は Sam Altman の『スタートアップへの投資入門:なぜ、どうやって、何に投資するか?』です。

anchor.fm

youtu.be

FoundX Podcast の 1 分間スタートアップでは、FoundX Review の過去の記事を取り上げ、約 1 分の Tip にして提供しています。

埋め込みプレイヤーが見えない方はこちらをご参照ください。

Podcast 購読: Apple Podcast | Google Podcast | Spotify

YouTube 購読: YouTube

FoundX Review はスタートアップに関する情報やノウハウを届けるメディアです

運営元