資金調達とローンチについてメディアにピッチするためのガイド

Upbeatはソフトウェアによって強化された広告会社で、企業やジャーナリストにとって広告をより身近で公正なものにしています。私たちはこれまで400以上の顧客と協働しており、New York TimesからTechCrunchまで、何千もの記事を媒体に提供してきました。顧客の多くは、アーリーステージのスタートアップです。

私たちは顧客に対し、優れた記事を構成するには3つの要素があると話しています---- よいタイミング、信頼性、独自性です。この3要素すべてを簡単に満たす記事は2種類です—— 資金調達の案内とアクセラレーターからの卒業。どちらも「ニュースになる出来事」で、第三者の外部認証を含みます。独自性については、皆さんの会社がアクセラレーターに受け入れられ、かつ / または、資金調達を受けるためには、(建前上は)何か新しく革新的なことをしています。それをできるかぎり簡潔に見せなければいけないというだけです。

当然、ジャーナリストが記事を書くかどうかに関わる要因は無数にありますが、この投稿では、私たちは、これらの2種類の記事を皆さん自身で売り込むための枠組みを示しています。

資金調達ニュースのひな型

【公開猶予期間つき】 [会社名]は[会社の独自性や重要性を示す5語までの要約]に対し、[Xドル] を資金調達します

[ジャーナリストの名前]様

ご執筆の[関連記事]を拝読し、当社の資金調達案内を記事にすることにご興味をお持ちだろうと思いました。[会社の独自性と革新性の理由を説明する2つの短文。]

  •  [リード投資家とその他の著名な投資家]
  •  [重要な指標 / 提携関係 / 会社の信頼を構築した既存の顧客]
  •  [重要な指標 / 提携関係 / 会社の信頼を構築した既存の顧客]

いずれの記事についても [発表の日付] まで公開猶予期間をとっていただくよう、お願いいたします。公開猶予期間に同意していただけましたらお知らせください。私の方から全文記事、マルチメディア、投資家の言葉を含むメディアキットをお送りします。私は [都合のよい日にちなどをいくつか記載] にお話することもできますし、[投資家] とのインタビューも設定できます。ご質問があればぜひお知らせください!

敬具
[創業者の名前]
[創業者の肩書き]
________________________________________

YC出身企業からプロダクトのリリース

【公開猶予期間つき】 Y Combinatorが支援する [企業名] が [会社の独自性や重要性を示す5語までの要約] をリリースします

[ジャーナリストの名前]様

ご執筆の[関連記事]を拝読し、私たちのY Combinatorからの巣立ちを記事にすることにご興味をお持ちだろうと思いました。[会社の独自性と革新性の理由を説明する2つの短文。] 私たちは、また、[Xドル] を資金調達します。

  • [リード投資家とその他の著名な投資家(場合による)]
  • [重要な指標 / 提携関係 / 会社の信頼を構築した既存の顧客]
  • [重要な指標 / 提携関係 / 会社の信頼を構築した既存の顧客]

いずれの記事についても [発表の日付] まで公開猶予期間をとっていただくよう、お願いいたします。公開猶予期間に同意していただけましたらお知らせください。私の方から全文記事、マルチメディア、投資家の言葉を含む資料一式をお送りします。私はお話することもできますし [都合のよい日にちなどをいくつか記載] 、[投資家] とのインタビューも設定できます。ご質問があればぜひお知らせください!

敬具
[創業者の名前]
[創業者の肩書き]
________________________________________

チェックリスト

ジャーナリストはすばやく動きます。とりわけ資金調達の話となれば。彼らはおそらくあなたの会社の記事に1時間以上はかけないでしょう。必ず、彼らが執筆のために必要なことをすべて揃えている状態にしてください。メディアキットを揃えたいならば、prkit.coなどのツールを利用することができます。Upbeatのメンバーなら、編集可能で好きな時に好きな相手に送ることのできるメディアキットを私たちが設定します。

メディアキットには以下のものが必要です----

☐ 会社の背景を長文で説明したもの。約500〜800語。一般的にはこの順序で、次の質問に答えていなくてはいけません——
 ☐ できれば重大ニュースから始めます(資金調達、発売、主要な提携先、達成した目標など)。ここに強みがあれば、それだけで記事に取り上げられることが保証されると言えます。必要な情報はすべて、最初の一、二段落に入れておくべきです。
 ☐ 初期のトラクションについての情報を強調(顧客、ユーザーメトリクス、提携関係など。)
 ☐ 資金調達ラウンドに関する経歴情報
 ☐ 会社が行なっていることと、それに独自性があることの理由を説明してください
 ☐ 会社と創業者の経歴を説明してください。
☐ インタビューが可能なチームのメンバーと投資家(理想的には具体的にインタビューが可能な条件を指定しましょう —— 予定を前後に移動させたくはないでしょう)
 ☐ 信頼できる株主などの言葉からの引用
事前に調整済みのもの
☐ マルチメディア資産
 ☐ 「ヒーローショット」(記事の上部にそれらしいものを掲載する)
 ☐ スクリーンショット / 高解像度の製品の写真
 ☐ ロゴ
 ☐ 高解像度の顔写真
 ☐ デモ / 紹介動画
☐ それ以前の記事へのリンク

公開猶予期間の戦略

他の種類の記事とは違い、資金調達や事業開始の発表は重大ニュースです。つまり、一度しか起こらず、ひとたび情報が広まれば、二度と記事にはなりません。公開猶予期間 (Embargo) 内で記事を紹介する場合、ジャーナリストは時間をかけて記事に取り組むことができ、また、自分たちの前には誰も記事を書くことができないことが保証されているので、ありがたく思います。資金調達の記事なら、ニュースが発表された日にジャーナリストが書かなかければ、彼らは普通はその先も一切書かないでしょう。

皆さんは、誰もが公開猶予期間を守ることを確信したいとも思っています。公開猶予期間の設定とその終了時期について知っていると彼らが正式に認めるようにして、公開猶予期間への明確な同意を依頼することができる理由はこれです。彼らがひとたび公開猶予期間に同意すれば、彼らにメディアキット一式を送ることができます。

公開猶予期間は独占とは違うことを忘れないでください。もし公開猶予期間に売り込むなら、そのジャーナリストだけに独占で売り込んでいると理解してはいけません。これはまた、ジャーナリストたちが公開猶予期間が終わったまさにその時に記事を投稿し、確実に誰よりも早くニュースを届けるということを奨励するものでもあります。ジャーナリストへの売り込みの後で、彼らが独占扱いを依頼する場合は(これは Wall Street Journalなどの一流出版物で時折起こります)、彼らに何か独占的な視点で提供できるものがあるかどうかを考えてください---- リード・ベンチャー投資家とのインタビューや具体的な資金調達の詳細などです。

もし本当に独占的視点を提供するなら、ニュースが流れるまでは、他のジャーナリストに同じものを絶対に提供しないようにしてください。記事のどの要素が独占的であるかをかなり明確にし、時として独占的視点では不十分であると理解してください。WSJの記者は、記事をまるごと独占的なものにしたいでしょう。

さて、ここで少しややこしくなっています。この状況を避けるために、そして、もし独占記事を本当に大事にするなら(これは、後で「記事の記事」にする場合を除いて、他の記者が記事にしないということです)、私たちのお勧めは、まるごと独占で記事のネタを提供することを、あなたが嬉しく感じる数人のジャーナリストを選び、彼らが最初に飛びつくかを確認することです。彼らにメールを送る時に、独占にするための猶予が1日あると伝えてください。もし彼らがそれを要求しなければ、猶予期間内のニュースを他のジャーナリストに送ることもできます。

私たちは一般的に、最初の売り込み資料を公開猶予期間が終わる1週間前に送ることを勧めています。最初の売り込みの数日後に一度、さらに売り込みをし、さらに猶予期間の終了日にメディアキット一式と一緒に売り込みます。

公開猶予期間の終了日まで、決してニュースの痕跡が露出しないようにしてください。TwitterやFacebook、Medium、会社のブログ投稿も含みます。誰か他の人が自分の会社のニュースを含む発表をしようとしているなら(例えば、Y Combinatorで同期だった企業の公開)、その発表が公開猶予期間の終了日になるよう、調整してください。

公開猶予期間内に売り込む記事の種類など、公開猶予期間についてもっと背景を知りたければ、私たちのこちらのブログの投稿を確認することができます。

売り込み相手として適切なジャーナリストを見つける

技術部門のジャーナリストも含めて、どのジャーナリストも必ず資金調達の記事に興味があるわけではありません。時々、自分はスタートアップの資金調達を記事にすると説明している著述家を目にするでしょうが、ほとんどの場合、彼らが最近、資金調達のニュースについて書いた記録があるかどうかを確認しなければいけません。これは特に、調達資金が500万ドル未満の場合に該当します。印象的ですが、もはや独自性はありません。このような種類の資金調達の案内を記事にする一流の出版物には、TechCrunchやVentureBeat、Fortune、PE Hub、Launch Ticker、Business Insider、Forbes、StrictlyVCのニュースレターがあります。

ジャーナリストに売り込む場合は、彼らがそれまでに資金調達の案内について執筆経験があるかどうかを確かめてください。たとえそのような執筆経験がなくても、彼らは依然として皆さんの会社の記事を書くでしょう—— それは皆さんの会社が資金調達の発表をしようとしているからというわけではないでしょう。彼らは資金調達の発表を、理由として利用するのでしょう。彼らが興味を抱いている皆さんの会社の側面について記事にする理由です。素晴らしいことです!このようなジャーナリストをもっと多く見つけるために、前回の記事を読んで、彼らが皆さんの会社の職種に興味があると確かめてください。そして、ご自分の会社についてほんのわずかに踏み込んだ詳細とそれが革新的である理由を入れてください。もし運がよければ、ジャーナリストに紹介記事を書いてもらうことができるかもしれません。即席の資金調達情報記事よりも価値があります。

世間にはジャーナリスト向けのツールがたくさんありますが、最高のものはGoogle News、Twitter、LinkedInである傾向があります。皆さんはまた、Muckrackのアカウントに支払いをすることもできます。このアカウントには、すばらしいジャーナリストのフィードと連絡先があります。Muckrackを持たずにジャーナリストの連絡先を探したければ、Hunter.ioなどのツールを使うことができますが、それらは推測であることが多く、そのため、かなり不正確です。

ほとんどの場合、ハンドルネームや検索用語である「電子メール」を打ち込むことによって、Twitterの最新の検索でジャーナリストのメールアドレスを見つけることができます。彼らがTwitter bioや個人的なウェブサイトに自分のメールアドレスを入れていることもよくあります。

ちょっとした警告を。彼らの電子メールが公になればなるほど、彼らはさらに多くの売り込みを受けることになり、返信の可能性が低くなります。このような公になっているメールアドレスを敬意をもって取り扱ってください。

たとえこれらの段階をすべて踏んでも、依然としてジャーナリストは様々な理由から記事を書かないかもしれません。忙しすぎる、休暇中だ、別の種類の記事を書いている、からかもしれません。最も重要なのは、彼らが人間だということです—— 彼らはまさに手間取って、先に進んだところかもしれません。

開封率が、35%以上のどこかにあれば、それは成功とみなすべきです。私たちの開封率は、通常、約45〜50%です。また、たとえ彼らが公開猶予期間に同意したとしても、そして、記事の執筆に同意したとしても、沈黙してしまうかもしれません。それでいいのです—— 念押しして先に進みましょう。

野球をするような感覚で広告をとらえることを私たちはお勧めします。成功への道は、打席ごとに集中し、打率をあげることです。鍵は、データセットや製品の発売、提携関係など、ジャーナリストに新しい記事の内容を持ちかけ続けることです。ただ、不要な持ち込みで彼らを煩わせないようにしましょう。1つの記事につき、数回の念押しにとどめるべきです。彼らから返事がない場合は、興味がないということです。

売り込み相手のジャーナリストを見つけるためのさらなる助言をご希望なら、こちらから私たちのブログの投稿を確認してみてください。

Upbeatがどのように役立つか

これは一般的なひな型と売り込みの手引きです。よくあることとして、自社の業界、対象となる聴衆(消費者なのか事業者間なのか)、会社の規模、資金調達ラウンドの規模などに基づいて、売り込み自体や対象のジャーナリストを取捨選択しなければいけません。
Upbeatで、私たちは皆さんのための売り込み手続き全体を扱います。これは、皆さんのお役に立って皆さんの記事を最善の方法で位置付けるために、皆さんに事前インタビューを行うということです。私たちが専売するソフトウェアを使ってジャーナリストを標的とし、売り込み手続きの全体を管理します。私たちのソフトウェア・プラットフォームは、究極的な透明性を提供し、皆さんの会社を制御下に置く助けとなります。私たちは400以上の企業と協働してきました。そして、New York TimesからMashableまで、記事として媒体に提供してきました。Upbeatの初期費用は800ドルです。これには会員権と、初めてのキャンペーン費用が含まれています。

 

著者紹介

Leo Schwartz

 

記事情報

この記事は原著者の許可を得て翻訳・公開するものです。
原文: A Guide to Pitching Funding and Launch Stories (2017) 

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