Y Combinator の応募方法と成功の秘訣 (Startup School 2018 #17, Dalton Caldwell)

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Geoff Ralston
皆さんこんにちは。今日は普段木曜日に行うことよりも少し違うことをしようと思います。

これから私の同僚かつYC入試の責任者であるDalton Caldwellによるスタートアップスクールの講義を受けます。これは一種の、私たちが企画した講義シリーズの間に収まる話というよりも、実際の講義シリーズの一部であり、YC応募プロセスについての詳細を理解するためにあります。このコースも半分終わり、YC応募は10月2日までなのでこのタイミングが適切だと思います。

いくつか話したいことがあります。まずはいつものことですが、あの駐車場に駐車した方は、車やバイクを移動させてください。誰も駐車違反はしてないみたいですね。それは素晴らしいことです。

二つ目は、少し混乱を招いたようなので、$ 10,000の助成金の応募や資格について一言だけ。我々は、実際にYC申込書に含まれている情報があればコースを完了する方をよりよく評価出来ると後になって決めました。

また、企業が実際にその申込書を記入することは本当に良いことだと考えました。大勢の人が「なんてこった、それは不公平だ。私たちに申込書を書かせるのかと。」と腹を立てました。分かります、それは新しく追加した要件ですから。

ただ、いくつか言いたいことがあります。まず第一に、これはおそらく私たちのせいで不明瞭だったからなのですが、締め切りは$ 10,000の支援金を求めているだけの方にはあまり関係しません。それは関係ありません。今とコースの終わりの間のいつでもその申込書に記入することができます。事実、YCに申し込んでいる場合でもそうですね。

しかし、本当にYCに申し込んでいて、YCに入りたい場合のなら期限前に応募するのがベストです。遅れた申込書は受け取りますが、審査を通る可能性は減ります。YC申込書を記入することをお勧めします。それは皆さんと皆さんの会社の助けになります。それは何が重要で何が重要でないかに考えを集中させるのに役立ちます。

YC申込書に記入する義務はありません。マウンテンビューに来て、私たちと働くことを強制するつもりはありません。面接を受ける権利を得たとしても、面接に行く必要はありません。率直に言って、行かないのは可笑しいと思いますが。YCでは心から皆さんが成功するのに役立つ手助けをしていると信じていますから。

面接を受ける権利を得たなら、面接を受けた方がいいとは思いますが、必ず受ける必要はありません。申込書に必要事項を記入することがあまり面倒ではないことを願っています。私が言ったように、我々はそれが皆さんの会社にとって良いことだと信じています。

これを考え出すことが遅れたことを謝ります。今回のスタートアップスクールでは予想外のことがたくさん起こりました。予期せぬことが起こることは珍しいことではありません。企業を運営している皆さんは、ここにいるほとんどの方がそうですが、それを理解していると思います。

そういうことです。それでは、これからYCへの応募とそこで成功することについて話してくれるDaltonを歓迎したいと思います。ありがとうございます。

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Dalton Caldwell

こんにちは。初めまして。さて。

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今日はYCに応募し、そこで成功する方法についてお話します。YCの入試担当者として、私は世界各国で講義をし、応募する人々に会い、そしてたくさんの質問に答えます。なのでよくある質問や、皆が疑問に思う傾向のある点などに関してはある程度理解しているつもりです。なので、私は皆さんがおそらく考えていることを予想し、それに答えるために最善を尽くすつもりです。

なぜYCへの応募に価値があるのか

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そもそもなぜYCに応募する価値があるのか?これはよくきく質問です。

応募申込書への記入自体がためになる

私は申込書に記入すること自体が考えるべきことについて考えるよう、皆さんを仕向けることだと考えています。

例えば、何を作っているのかとか。市場で他がやっていることと、自分がやっていることは何が違うのか。競争相手は誰なのか。それはいい質問です。人々が申込書を記入する前に話さないことが一つあります。皆さんの株式分割はどうやって行なっているか、です。

驚きですよ。そのことについて会話したことがない人がたくさんいます。なので、共同創業者と共にこれらの問いに答え、この申込書の記入に取り組むこと自体、とてもいいアイディアだと思います。

実際にYCに来る来ないを別に、これらの質問すべてを自問するべきです。質問に答えられなかったりすることがあれば、それはそのことについてもっと議論をする必要があるということです。だからすぐに質問に答えることをお勧めします。良いアイデアだと思います。

もう一つは、皆さんがこのプレゼンテーションを見ているならば、YCは皆さんにぴったりである可能性があります。応募する人はたくさんいますが、彼らはYCが本当は何であるのかを知りません。

彼らは、インターネットや何かで無料でお金を得るためにどうすればいいかGoogleで検索したのでしょう。信じてください、これらの申込書を読んでいます。YCが何であり、何についてのものなのかを理解していないことは明らかです。

彼らはただお金が欲しいだけですよね?皆さん方はそうではありません。皆さん方はここにいる。皆さん方はこれに参加しています。YCの背景により詳しく、この申込書を記入するに関してより準備が整っているであろう皆さんの企業は私たちが資金を提供したいと思うような企業により近い可能性が高いです。

時間を使う価値がある

もう一つ、創業者として費用便益分析に取り組むべきことについてよく考えます。時間をうまく使えているようでうまく使えていないことがたくさんありますし、時間を良く使えていないようで最高に使えていることもたくさんあります。

申込書の記入には2、3時間あれば十分だと思いますし、見返りのポテンシャルは大きいです。他に2、3時間かかることで見返りが乏しいものは多いです。

幸運を作る方法

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幸運を作る方法について少しお話しましょう。これは応募とは関係ない、一種のメタポイントのようなものです。偉大な創業者は、幸運を作り、皆さんにも幸運になる可能性を高める、幸運を作成することができる方法があります。

可能性のある場所に身を置く

幸運を得る方法は、できるだけ頻繁に幸運になる可能性がある場に身を置くことです。毎日毎日、非常にラッキーになる可能性があるようにしていれば、実際に幸運なことが起こる可能性は高まります。YCへの応募は、間違いなくそのラッキーになれる可能性のあるものの一つであると思います。

私がよく訊かれる質問で、多分今講義の終わりにも尋ねられると思うのですが、皆さん自身がそうすべきではない言い訳を遠回りに聞かされます。それは幸運を作るためにはお勧めできません。

断られることを前提に考える

実際、創業者として、断られることを前提として準備するべきです。顧客を得るとき。顧客がサービスから退会するとき。顧客が不満な時。人を採用しようとするとき。うまくいかないことがあります。常に断られ続けられるでしょう。ノーと言われないように、否定的なフィードバックを得ることが決してないように準備しているのでは、それは成功につながる準備ではありません。

これは例ですが、私が人と話すとき、ここで躓く人が発する疑問や懸念の多くは、失敗を恐れていることに由来します。チャンスを掴もうともしないのです。YCへの応募の話は別として、これは本当に皆さん方が創業者として成長するためにも発達すべき特徴です。プログラムを通じてこのことについて取り組みます。断られることを恐れすぎないように、そして幸運がより頻繁に訪れるように皆さんを指導します。

これも似たような話です。

応募しない理由

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人が応募しない理由の一部についてお話しましょう。

早すぎる、なんてことはない

これは非常に一般的です。アーリーすぎる。アーリーすぎるなんてことは存在しません。

時々、極端な場合、面接に呼ばれた時と面接を受けるときの間でアイデアを変える人もいます。これは極端なケースです。それはかなりアーリーです。また、資金を提供した人で、バッチ途中でピボットする人もいました。それは彼らがそのスタートアップに負の日数を取り組んできたってことですよね。これもまた、明らかにアーリーすぎたりしません。

ここでも、YCに応募する正しい時は、一定のものを持つまで待つことであるという考えがあります。「YCに入るために適切な月間経営収益はいくらか?」と尋ねられたこともあります。そんなの0に決まってます。でしょう?これは決して皆さんが100%審査に受かるというわけではありませんが、少なくとも、アーリーすぎるという壁は私たちからではなく、皆さん自身から来ているものです。

遅すぎる、ということもない

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逆に、あまりにも進みすぎていると思う人もいます。面白いですよね、アーリーすぎるのと進みすぎているのと、まるでその中間に理想的なタイミングがあって、その1週間ぐらいしかなさそうな小さな時間枠を逃せばダメみたいな。

ほとんどの場合、進みすぎていることはありません。バッチごとに様々な方が参加します。年間経常収益100万ドル以上の人もいれば、従業員が20〜30人いる人やかなりの量の資金を調達している人もいます。

どの尺で進みすぎていると考えても…実際に従業員が千人もいたりしたらそうかもしれませんが、この質問をする人のほとんどはすでにローンチしたか少しの収入があるかぐらいです。「ああ、私たちにYCは必要ありません。全て解決したので。」といった感じで。

ここでも、我々のデータと、経験からして、皆さんが進みすぎてるなんてことはあまりありません。そういうことで、進みすぎているからだとか、そういった言い訳を自ら作って応募しないなんてことはやめてください。

経験がありすぎる、というのもない

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私には経験がありすぎる。「私はビジネススクールに通ったし、スタートアップも立ち上げたことがある」みたいな感じですね。それも結構ですが、これは可能性を制限しているだけです。非常に経験のある人々はたくさんいます。Justin Khanは、YCに3度も通い、今ではAtriumの創業者です。彼は来るたびに何かを取得し、明らかに彼は非常に経験豊富です。

経験豊富だと自称する方々の大半よりも彼のほうが経験豊富だと思います。繰り返しますが、これは自分で障壁を作っているだけです。これもよくあります。

あまりにユニークすぎる、というのもない

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私の会社にはYCには理解できない何かがある。通常、私たちが資金を提供した企業の一覧を挙げることで答えます。それはあまりにも長く、ここで一覧表示するにはあまりにも面倒なので、すべてはリストアップしません。

しかし、皆さんがどんな業界にいても、何をやっていても、多くの場合は我々はそれのようなものか非常に近しいものに資金を提供します。私たちは本当にクレイジーで奇妙なものが大好きです。

クレイジーと奇妙が何を意味するか。私たちは核分裂と核融合のスタートアップや超音速ジェット機のスタートアップに資金を提供して、クレイジーなバイオテクノロジーのスタートアップにも関わってきました。

我々が「うわー、それはあまりにも奇妙すぎる」と思う可能性は低いです。もしかしたら本当にクレイジーすぎるかもしれませんが、ほとんどの場合、これは皆さん自身で作っている障壁です。これもまた、本当に一般的です。

ベイエリアに住み続けなければならない、ということはない

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YCをすれば、永遠にベイエリアに住まなければいけなくなると思う人がいます。それは真実ではありません。資金を投じる人々の大半がここでプログラムを実行しますが、それは3ヶ月です。それが終われば出て行って、なんでもやりたいことするでしょう?

もし皆さんに「私はニューヨークが大好きです。ここから離れたくありません。私はニューヨーク市にいたいです」というような願望があるのなら、いいですよ、それはYCに応募することから皆さんを妨げるものではありません。そうですね、もう少しあります。かけ足で話しますね。

その他の理由

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私はソロ創業者です、という場合。でもそれは応募しない理由にはなりません。それはただ、多分皆さんが拒否されることを恐れているか、私たちが皆さんに共同創業者を持つことをお勧めしていることを知っているかです。それはYCに応募しない理由にはなりません。

私はすでにYCに応募したことがあります、という人。後ほど述べますが、一度失敗したからといって、それがまた失敗する理由にはなりません。それは良い理由ではありません。

すでに資金を調達しました、という人。統計情報を暗記していませんが、最後のバッチの大半はすでに6桁の資金を調達し上げていました。7桁いっていたのもいます。だから、決してそれはYCへの応募から皆さんを妨げるものではありません。実際には、それは非常に一般的です。

最後に、競合他社がある場合。時々、自己運転車のスタートアップやスクーターのスタートアップをやっている場合は、その業界内で私たちがすでに資金を提供した企業がいたりします。私たちは、同じ分野の人々にいつも資金を出しています。これは、私たちが皆さんに資金提供することからを妨げるものではありませんし、応募しないための十分な理由にはなりません。

応募しない、という適切な理由

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さほど多くはないのですが、応募しない、良い理由はいくつかあります。

一つは、皆さんはどちらか、急成長が予想されていない事業だったり、また、ベンチャーキャピタルを調達することはないと思うのなら。ベンチャーキャピタルに全く興味がないのならYCに応募しない方が良いでしょう。ベンチャーキャピタルを求めるべきではありません。自分にあった成長率で自分にあったビジネスモデルを作ることができればそれで問題ないですよね。大丈夫です。それは良い理由です。

他には、これを長くやりたいかどうかが分からない。いいですよ、それもまた、正当な理由です。我々は非常に長い時間をかけて何かに取り組んでいる人に慣れています。何かを数ヶ月間だけしたかったりとか、履歴書にこれを加えたいだけなのであれば、それも応募しない正当な理由です。

YC に応募する方法

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応募する方法。さて、これは本当に簡単です。ウェブサイトがあります。ウェブサイトに行って、指示に従ってください。

Geoffが言ったように、皆さんの状況に応じて、応募は早めでも遅めでも大丈夫です。ただ、早くも遅くも入るのは少し難しいです、なぜなら、それは私たちの主な循環ではないので。しかし、これらが皆さんの状況であれば間違いなく応募すべきです。

これは私たちがメールで聞かれる非常に一般的な質問で、「ねえ、締め切り2 週間すぎてるんだけど。まだ応募できる?」その質問への答えは何か当ててみてください?それは非常に短いイエスです。しかし、人々は聞きたいんです。許可が欲しいんです。

繰り返しますが、これは創業者の、定期的なテーマです。何に関しても、許可を求める必要はないということを学ばなければいけません。何かをするために私たちの承認を必要としません。ウェブサイトがあります。応募できるボタンがあるのなら応募すべきでしょう?

わざわざ私たちにメールしてイエスと答えられる必要はありません。不要なステップでしょう?頭に入れておいてください。私達にメールを送ることができますが、ほとんどの質問は応募するべきかについてです。

私たちの答えはほとんど常にイエスですが、私たちに聞きたい場合はそうすることができます。メールアドレスがあります。

良い応募の条件

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良い申込書を作るものは何かについてお話しましょう。

一つ目は、これは単に冗長ではないことを約束します。それは重要です。なぜなら私たちは非常に多くの申込書を読むからです。私は、申込書がどのような内容なのかよくわかっています。この話がインターネット上に挙げられ、私が言う事の多くが反映されるであろうことは理解しています。私が読む物のフィードバックループを作成しているみたいに。

私がここにものを含んだ意図は…私自身の仕事を楽にするためにも、良い申込書の書き方についての知識を世に広めたいのです。これは非常に意図的なものです。

適切に記入する

まず最初に、実際に適切に記入しない人が驚くほどいます。本当にだらしないです。質問に全く答えていない箇所もあります。URLは含まれていませんし個人プロフィールも記入されていませんなんででしょうね。もう一度言いますが、さほど長いプロセスではありません。自分で見てみてください。

しかし、ちゃんと記入しなかったり、間違いだらけな申込書を見るたびに驚かされます。本当によくないです。仕事や他の専門的なものの応募について考えてみましょう。プロ意識の欠如は、成功に続きません。だから、ちゃんと記入してください。それは簡単だし、私がこのことで話を始めたのはその指示に従う人が驚くほど少ないからです。

おそらく彼らは、宝くじのようなものだと思っているのでしょう、申込書を置けば、それは悪いものだとしても入れるかもしれないと。そんなことはありません。ちゃんと人が読んでいるんです。私はこれらを読んで、皆さんが申込書を記入したことに感謝しています。

ビデオのガイダンスに従う

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2つ目は創業者のビデオです。多くの人々が指示に従わないことにびっくりします。創業者のビデオを行う方法についての指示があります。長さは1分で、全創業者が映っている必要があります。でも、なかなかそうしてくれません。何をしてるのかさえわからない20分ほどのスピリチュアル・ジャーニーっぽいビデオとかを送ってきます。わかるでしょう?ダメです。

1時間20分のものも見ました。奇妙なものもいくつか見てきました。20 分のスピリチュアル・ジャーニー映像、全く役に立ちません。20 分も座って何かを見続けるのは難しいです。1 分ぐらいがちょうどいいのです。

皆さんには見本も提供していますこの見本は皆素晴らしい映像です。そのビデオのようにしてください。ビデオに創業チーム全体をいれるのも本当に良いことです。よくあるのが「私は今、空港にいます私の共同創業者はここにはいませんが、とりあえずこれが私のビデオです。」

それがするべきことなら構いませんが、数日待って共同創業者と一緒に映るのがいいんじゃないでしょうか。なぜなら私の理論では、多くの場合、人が指示に従わないときは彼らの共同創業者がYCに応募していることを知らないからです。

共同創業者がビデオに映らないことの水面下には、こういったことがあります。だから、共同創業者がビデオにでないのにはちゃんとした理由があるんでしょうけど、それでも一緒に映るべきだと思いますよ。指示にもそう書かれていますし。

指示に入っていないことは言っていませんよ。私はただ知らせているんです、私たちはこれらのビデオを見て、それは貴重であると。指示に従った場合、それだけで私たちは嬉しいです。ビデオがないか、またはビデオが奇妙だったら...

もう一つ、よくあるのが何の関係もない無料ツールで作った商品デモを入れ、人が一人も映っていないことです。なんというか、説明もできません。とにかく、指示に全く従わないものを含む人が結構います。ですので、指示には従ってください。大事です。

思考の明確さ

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思考の明確さ。良い申込書は、理解しやすいものです。それは文字をたくさん書くという意味ではありません。文字数の多さは収穫逓減の法則に従い、皆さんが何を言ってるのか分からず、申込書を理解することができなくなります。

何を作っているかの明確さ

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また、誰が製品を作っているかを明確化すべきです。誰が製品を作り、どのようなことをしてるのかでさ理解しにくいことがあります。創業者が誰であるかが分かりますし、何に取り組んでいるかはわかります、しかし、実際に製品を作っているのが誰なのかを知ることは非常に難しいです。なので誰が作っているかを明確化させてください。

これらの事をすれば、皆さんは平均よりもずっといい位置に居ます。とても簡単ですよね?良い申込書にはそういったものが含まれています。

明確さの重要性

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明確さについて話しましょう。これは間違いなく話す価値のあるものです。

私が読んだ素晴らしい申込書...申込書を読んで、応募者が絶対に通るだろうと確信を持つのは、それが非常に読みやすいときです。

それは大した作業を必要としません。退屈か苦痛に感じることもありません。努力なしで読めます。理解出来るからです。専門用語がないのです。そしてすべてつじつまが合うのです。それは偉大な物語だし、それはすごい、なんて素晴らしい申込書だと思い、そして先に進みます。それは非常に速いです。

弱い申込書は曖昧

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弱い申込書は、曖昧です。何もかも不明確です。アイデアは?不明確。誰がチームにいるのですか?誰がコードを書くのですか?不明確。どのように機能するのか?わかりません。会社の状態は何ですか?ローンチしていますか?ユーザーを持っていますか?収入はあるけど、まだローンチしていませんか?それは何ですか?要するにパズルのようなものです。このような申込書を読むのは、何が起こっているのかを把握するための脳の体操のようなものです。これは役立ちません。

私は、彼らが私たちが読みたいだろうと思っていることを書いているのだと思います。流行語含んだほうがいいだとか、こういう事を含んだほうが良いだろうとか、もしくは何かを隠そうとしているのです。収入があるべきだろうと思って個人的な給与を会社の収入として含めたり。そんな事ですね。

なので私たちはこのようなことに関して理解を得るために質問をします。そして、申込書を読む側の人間として、物事を明確にはっきりと伝える人の申込書と先ほどいった脳の体操のような、私自身が情報を引きづり出さなければならないような申込書とは明らかに好みが分かれます。

分かりましたか?

スタートアップのすべてにおいて明確さは求められる

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私は、これは幅広い分野でもそうだと思います。製品を購入するように誰かを説得しようとしている、または皆さんと一緒に仕事をするように誰かを説得しようとしている、または投資家に皆さんのスタートアップに投資するように説得しようとしている、そんな時に相手が皆さんの言っていることを理解できなかったらそれはもう負けです。

誰かに営業する前に、まず最初にしなければいけないのが理解してもらうことですよね。

皆さんの申込書で何が起こっているのか理解出来ない場合は、なんというか、「私たちはこの会社に資金を提供すべきか」という考えにすらたどり着けません。理解できていないかです。他の人も同様に去って行くでしょう。皆さんが誰かにピッチをして、相手が話についてこれなければイエスを得る方法はありません。だから、これは広く使えるスキルだと思います。

バッチでもこのことに関して深く取り組みますが、要するに明確でいて、まず第一に相手に自分が何をしているのかを理解してもらう必要があります。そして、実際に営業に移るのはその次で、相手が皆さんがしていることを理解してからです。

応募の例

ここにいくつかの例をあげています。実際にYC企業となった応募者が使った、詳細がわかりやすい素晴らしい申込書の実例です。

良い例 (1) Remix

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これはRemixという企業です。これは、この質問への答えの全体です。これだけです。これで全てです。どうでしょう。声に出して読むつもりはありませんが、でもたった3行ですよ?

それを読んで、彼らが何をしているのかを正確に理解できます。誰がそれを望んでいるのかもわかり、それで十分です。すばらしいです。貴重に見えるでしょう?これはRemixがなんなのか、そして誰のためのものかを知るために努力を殆ど必要とせず、「素晴らしい」と思うんです。2秒で読めます。はい。

良い例 (2) TetraScience

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ここにもう一つ、TetraScienceという会社ので、同じく優れたものです。「我々はクラウドに科学的なツールを接続するソフトウェアプラットフォームです。これは、科学者がどこからでも自分のラボの機器にアクセスすることを可能とします。」何とか何とか何とか。「私たちは、ウェブに、これらのラボを接続する小型のハードウェアモジュールを作っています。」それでおしまい。素晴らしいですね。こういうのを読みたいんです。わかりますか?

非常にすがすがしく、理解しやすく、専門用語はなく、すべての重要な質問に答えています。彼らは、このいずれも私たちに販売しようとしていないことに気づいてください。彼らはそれが何であるかを説明しているだけなんです。だからこれはとても素晴らしいのです、非常に筋の通った非常に明らかなものです。

良い例 (3) GitLab

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もう一つ、GitLabがYCに応募したときのものです。彼らは会社の歴史を正確に説明します。彼らはまた、最初から本当に印象的な事実をあげています。「数千人からなるAppleのプログラマーを含み、10万以上の団体に使用されています。」

なるほどそれは良い。この情報は含んで正解ですよね。一番上にありますし。非常にすがすがしいですね。こんな申込書を読むと、彼らが何をしているのかが非常に明確で「すごいですね、もっと教えてください。皆さんがしていることを理解しています。」となります。

悪い例 (1) Fakeco

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これは悪い例で、これは実際の申込書からの引用ではありません。これは私が読んだ申込書の多くに基づいて私自身が書いたものです。私が言っていることが理解できますか?質の悪い記述を書くのにはあまり考える必要はありませんでした。

まだ続きます。スライドに全部乗せきれませんでした。何ページも続きます。冗談じゃないです。申込書の多くがこういうものです。わかります。

私は、こういう申込書を出す人には共感を持ちます。彼らはきっと私たちが求めているのはこのようなものだと考えているのでしょう。もしくは専門用語や流行語を十分に使えば私たちを混乱させ、資金を調達できると思っているのでしょう。

私たちを動揺させるような、なんというか、「ああ、わかりません。ブロックチェーン?はい、なるほど。」代わりに、これは私が休憩を取りに行きたくなる骨の折れる仕事です。「もう無理だ」ってなります。こんなのを一つ読んで、一休憩とりたくなります。本当に読み難いです。何が起こっているか理解しにくいです。今になってもまだわかりません。読んでみても、何一つ学べませんでした。私はまだ、申込書を読んだ後でもこの会社が何をしているのか分かりません。したがって、このようなもので応募しないでください。皆さんのためになりません。いいですか。

これと良い例との鮮明な違いがわかりましたか?

良い応募はストーリーを語る

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素晴らしい申込書は、物語を語ります。ここには、私が読んでいる申込書から引き出したいものは、チームに誰がいるのか、すなわち自己紹介。取り組んでいるもの。取り組んでいる理由、つまりアイディアを得た方法です。そんな感じですね。

今までに成し遂げてきたもの。まだ大したことをしてなかったとしてもです。大丈夫です。それでも知りたいです。そして成功すると思う理由。それでほとんどです。私が申込書を読むときに引っ張り出そうとするものはそんな感じです。派手なものは何もありません。

私がこれらの情報を得るのに苦労するようであれば、その申込書はあまり良いものだとは言えません。努力せずとも情報が流れ出たのなら、それは良い申込書です。何も派手なものはここにありませんよね?人を雇ったことがあって、履歴書を読んだことがあるならば同じようなものです、分かりますよね?

履歴書を見て、なるほどってなります。皆さんが探しているいくつかの重要なものがあれば、なるほど、といって先に進みます。理解するためだけに大量の努力を必要とするような履歴書は良い履歴書ではないでしょう。

作ることができることを示す

さて、応募者に役立つであろう一番のコツがあります。

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皆さんが取り組んでいることを実際に作ることができる人物が少なくとも一人はいることを明らかにしてください。ここで取り組んでいることと言うのはソフトウェアに限られるものではありません。皆さんがこの世にもたらすあらゆる技術を指しています。

がんの治療法を作っているのならチームにプログラマーはいないでしょうし、そもそも誰もプログラマーがいることを期待しません。ですが、癌の治療に取り組んでいる場合、チームに科学者がいた方が良いでしょう。

わかりますか?ハードウェアでも同じです。私たちが関わる原子力企業でも、原子力企業の創業者にプログラマーはいませんでしたが、原子力に関連した分野で博士号を持つ人が数人はいることが期待されますよね。いわゆる分野別の専門性です。

私たちは多くのスタートアップに資金を提供しますが、どれだけアイデアが素晴らしくっても、チームにそれを作ることのできる人材がいないのなら苦労するでしょう。ですので、申込書のためだけでもなく、実際にもチームに実行できる人材を置くことを強く勧めます。

時にはチームに...例えばソフトウェアで何かに取り組んでいるとして、チームにソフトウェアの専門家や資格を持つ人がいないとしましょう。それは、大丈夫です。我々はこのような人々にも資金を提供します。

しかし、彼らにはそれができるということを証明する責任があります。自らのアイデアに心を躍らせ、実行に移すために自らプロトタイプを作った独学のプログラマーの例が頭に浮かび上がります。「自分で作ってみました」と、申込書に含んで。すばらしいです!合格ですよね。立証責任を果たすことで、ソフトウェアエンジニアとしての資格や経験がなくても、実際にプロトタイプを作り、それを市場に出したことで私にできることを証明しているのです。

たとえ今はまだチームに技術者が居なくても、実際に製品を作ることができることを証明するのはいいことです。チームが作ろうが、自ら独学で作ろうが、友人にプロトタイプの制作を手伝ってもらおうが、構いません。実際に製品を市場に出せる証拠を少しでも見せることを強くお勧めします。

ここでの最後のポイントは、ごまかさないほうがいいということです。誰が製品を作ったのか、プロトタイプがどこから来たのか、誰が作るのか、そういったことに関して曖昧な人がたまにいます。隠さない方が良いです。作ろうとしているものに誰が取り組んでいるのかをとても明確にすることを強く推奨します。

やる気が証明できるものを示す

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実際に指示に従い、よく書かれた申込書で、映像も正しく撮られていて、作りたいと思っているものを作れる人材が少なくとも一人はいて、このことに関して真剣だと思わせる根拠があれば ...ここで私が言いたいことは、応募する人のうち、なんとなく応募して、実際に本気で取り組む気がないことが明確な人が多くいます。そういうのは伝わってきます。

少しでも皆さんのやる気を証明できるものがあればそれを含むことをお勧めします。これらの条件を満たしているのなら、面接に招待される可能性が4倍高まります。こういうことを全部しているのなら面接を得るのは難しくありません。これらの基準を一つも満たさない場合は、見込みはほとんどありませんね。本当にシンプルです。面接されたいのならこれらの基準を満たしましょう。ストレートでわかりやすいですよね。

一度で諦めない

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複数回応募することについて話しましょう。さて、前回のバッチでは、その3分の1ほどがすでに一度は応募をして受からなかった企業でした。なぜこのことに触れるのかというと、応募して受からなくても良いのです。そうしたからといって次に受かる確率が減るわけではありません。どちらかといえば、皆さんの助けになります。

どう助けるのかというと、次の申込書が進捗を見せるからです。皆さんが応募し、受からず、再び応募し、進行状況を示した場合は、申込書を読んでいるとき、それを見ます。みんな見ますね。「すごいじゃないか、本当にやってのけたんだ。テンション上がるなぁ。ローンチ前のアイデアだったのに、今回の応募までにローンチしたんだ。すごいな。お見事だ」と、読む側の者みんながそう思うんです。みんな感心するんです。

もう一つ理解して欲しいのが、申込書の読者として、私たちは皆さんの味方です。応募を落とすために目を凝らしているわけではありません。私たちは、皆さん方が真剣で、うまくいっていて、努力している証拠を探しています。誰かが労力を費やし、応募の合間に実質的な進歩を得ているのなら、それはとてもいい兆しですよね?YCを通る人たちの大半がすでに応募経験を持っているのにはそうした理由があるのです。本当にポジティブなサインだからです。

ネットワーキングは不要

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一つ言及したかったのは、YCに人脈を通じて入るのは不可能だということです。YCが始められた理由自体が、人脈のない人たちでもより簡単にスタートアップを立ち上げ、助けを得て、資金を調達することを可能とするためです。

応募し、10 分の面接で資金がもらえるこのウエブサイトはかなり革新的なものでした。YCがローンチした時のことを覚えています。私はまだここで働いていませんでした。ですので私たちは誰にも人脈を持つことを期待しません。誰にも人脈つながりを期待していません。

ここで一つ忠告したいのが、決して多いわけではないのですが、私たちにコールドメールを送ったり、そのほかにもストーカーっぽいことをしてくる人たちが少ないながらいます。それは助けにはなりません。みなさんがそんなことをするとは思いませんが。

とにかく、応募が通る人の大半は私たちがあったことの無い赤の他人です。システム自体が見知らぬ人に資金を提供するというものです。注目を浴びるために変なことをするよりは自分のスタートアップに時間を費やした方がより有意義だと思います。クレイジーで注意を引くために行われる行為、そういったものを私たちは全然良く思いません。

具体的に言いますと、変なものをメールや郵便で送ってくること。迷惑です。これに多くの努力を費やす人もいます。多くはありませんが、数名います。これは時間を有効活用できているわけではないということをお伝えします。YCはそんなところではありません。

もう一つ考慮すべきことは、皆さんのネットワーク内の、例えばYC卒業生などから、善意いっぱいの悪いアドバイスをされることがあります。例えば、「ああ、月間経常収益が5000ドルあるまで応募しない方がいいよ。」とか「ああ、私はYCのパートナーと本当に親しいので、皆さんのことをよくいっておきましょう。」とか。

こういうことは疑わしく思うべきです。頼んでもいないのに皆さんとプロセスの間に実質的に障壁となるような善意のアドバイスをくれるような人は警戒するべきです。善意でだとは思いますが、応募者からの問いに答える時、最も奇妙な勘違いのいくつかが少しばかりYCと関わりを持つ人から来るものです。

だから、もし誰かにアーリーすぎるだとか、進みすぎているだとか、何とかかんとか言われても疑うべきです。また、YCに入るにはネットワークは不要ですので、ネットワーク内の人に完璧なアドバイスを期待しても空回りでしょう。

アドバイザーに気を付ける

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ここは手短に。YCに関するものではありませんが、この最後のトピックは関連します。略奪系アドバイザーに気をつけろ。エンターテインメント業界では、有名になりたい人々がたくさんいます。ミュージシャン、俳優、または監督になりたい人はたくさんいます。サプライが大量にあります。エンターテインメント業界でよくあるのが、うぶな素人に自分にはすごい人脈があるだの、有名にすることができるだのいって騙す輩がいることです。これは悲しいです。

これはテクノロジー業界にもあり、株や現金報酬と引き換えにありとあらゆるものを約束する人がいます。このようなことが存在するのは非常に不可解ですが、とにかくこのような人物を疑い、十分に調べ上げることを強く勧めます。Googleで検索してみたらいいです。素晴らしい事を主張するのならそれも検索してみましょう。

彼らが過去に一緒に働いてきた人たちにも要注意です。シリコンバレーへの侵入を助けると主張する人々は結構疑わしく思います。合法的なものもいくつかありますが、ちょうどエンターテインメント業界のように、レコード契約を得るためにラベルの社長とのミーティングを確保できると主張する人の10中9人はおそらく嘘をついています。

覚えておいて欲しいのが、素晴らしいことを起こす最良の方法は、素晴らしいスタートアップを立ち上げ、素晴らしい人々に見つけてもらうことであり、裏道から入ろうとするものを助けようとする人は疑うべきです。

インタビューで起こること

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それでは、面接の話をしましょう。面接に招待されたら、10分かかります。面接は対面で行われます。創業者チーム全員がくることを期待しています。YCから通常3〜4人が面接に同席します。

質問は、通常、非常に基本的なものです。目的は単にビジネスの仕組みを理解することです。何も派手なものはありません。申込プロセスについて言ったように、ここでも特に派手なものはないことに驚く人は多いです。

ひっかけ問題とかもありません。本当に専門的なものもありません。本当に基本的なことを知ろうとしているだけです。「皆さんはローンチしていますか?どのようにユーザーを得ていますか?会社のための次のステップは何ですか?これはどのようにして大きくなると思いますか?」とか。

これらはすべて非常に、非常に基本的な質問です。このようなものを理解しようとしているだけです。

次のスライドに行きましょう。

インタビューの準備

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面接のために準備する方法について、インターネット上でたくさんあります。その多くは少し間違っていると思います。

それが間違っている理由は、YCがまるで倒さなければいけない敵だという考え方を精神的に植え付けるからです。まるで面接官が対戦相手であり、皆さんの目的が彼らを気絶させ、混乱させることであるようです。私たちを十分に混乱させることができれば資金を提供いてもらえるみたいな。それは間違っていると思います。

このジャンルのブログ記事をよく読みます、なぜならそれらが面白いからです。それは面接に通らなかった人に書かれているのだと思います。なので面接を敵視するのもわかります。それに、「本当に難しい質問で攻め続けられ、その場で答えを考えなければならなかった」みたいな、ワクワクする面接についてのブログ記事を書く方が楽しいでしょう。そっちの方が「あぁ、自分のビジネスについてつまらない会話をした」より面白いですよね?

面接官の立場に立って考えてみる

これは投資家とするどんな仕事にも当てはまるのですが、テーブルの向こう側の人の身になって、この面接から何を得ようとしているのか考えてみてください。

皆さんが会社を面接していると想像してください。皆さんは何を求めているのでしょうか?質問への基本的な答え、一緒に仕事をしたいと思うような人との面白い会話、そして彼らとともに旅立つことに胸が踊ること、そんなところでしょう。

私が面接で特に探しているのは、私はこの人と生産的な会話を持つことができるのか、です。誰かがAIについて暗記したての文章を吐き出すように言うのは不自然です。それは一緒に仕事をしたいと思うような会話ではありません。

これは明らかにあまりにも多くのブログ記事を読んで準備にあまりにも多くの時間を費やし、「皆さんの会社について話しましょう」というこの会話の意味に気づいていないのです。なので代わりに意味のないことをベラベラ喋り続けるんです。それはこの敵対的なプロセスについてあまりにも多くのブログ記事を読んだ結果のように思えます。事実として、私たちが会社に資金を提供するとき、その会社とは永遠に密接な関係で協力し続けます

創業者と皆さんのグループには携帯電話番号を教えます。彼らは常に皆さんを呼び出します。彼らは皆さんに常にメールしています。この人たちは皆さんの人生において非常に重要なメンバーとなり、そして資金を提供する人とは長い付き合いになります。

私たちの視点を知って欲しいのですが、私たちは本当にこの会社と関わり、大きく巻き込まれる覚悟があるのか知ろうとしているのです。無理に暗記されたものを嫌々押し付けてくるような変な展開を避けるためにも、テーブルの向こう側の人に思いやりを見せてください。

プロセスを操作しようとする人もいます。皆さんが何か変なことをしようとしていると思えば、それは信頼を生むものではありません。私はそれがポイントだと思います。私たちは、信頼性と本当の皆さんをその中から読み取ろうと思っています。

成功する面接の特徴

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成功する面接についてお話しましょう。

面接は本当に速く、強烈です。迅速かつ強烈な理由は、皆さんから情報を素早く引き出そうとしているわけであり、時間はたくさんあるわけではありません。それは皆さんをつまずかせる試みではありません。それは単純に利用可能な時間内でできる限りの情報を得ようとしているだけなのです。

成功する面接で、創業者は、自らの事業を把握していることを示します。彼らは、彼らが取り組んでいるものについて話すことができます。彼らは、重要な数値を知っています。ユーザー数を知っています。計画が何であるかを知っています。株式分割が何であるかを知っています。申込書にあったすべてのものについて、彼らは「ええ、私はそれについて話すことができます。」という状態です。

ああ、質問があります。皆さんが申込書に記載したことは、何を意味するのですか?「あぁ、なるほど。私はその答えを持っています。」私たちが望むのは申込書で不明確だった点について説明してもらうことです。正解はありません。これは、クイズ番組ではありません。これは、面接官を面接ゲームで負かすものではありません。これは、我々が皆さんが何をやっているかを理解しようとしているだけです。

もう一つ、我々はこれがどれくらいリスキーかを知っています。我々は面接で成功するための勝算がどれくらい薄いか知っています。例えばですが、「最高です。すべてが完璧です。すべて解決しました。自信に満ちています。我々は間違いなく成功します。約束します。」と、そんな感じならそれは実際には良くありません。これは、自己意識の欠如を示しています。

ここでも、このようなことのために練習をしすぎて、面接での目的がいかに皆さんが天才で、チームのみんなも天才で、全てが計算済みで、負けるわけがないと伝えることだと思っているのなら、それは面接ではあまり良い傾向ではありません。

自らのビジネスの難点と今後の挑戦について語る方が何をすべきかわかっていることについて話すよりお勧めできます。理解できますか。過信は必ずしも...成功した面接にそのようなものは見えません。自覚のある創業者が見えます。

面接へのフィードバック

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皆さんが面接して選ばれなかった場合は、フィードバックをメールで送ります。通常、フィードバックは、一つのことに着目されていて、それは我々が最も不安だった点か説得されなかったことのいずれかです。それはかなり明快で率直なものです。

そのフィードバックを受け取り、取り組み、フィードバックを反証するか対処するかして次のバッチに応募することを強くお勧めします。それはYCに入るための素晴らしい方法です。私が何を言っているかわかりますか?時には、人々は、これらのメールを得て、その後、彼らから便りがなくなるか、または本当に怒ったり、言い争ったりします。

フィードバックが間違っていることを証明したらいいんです。「皆さんの成長戦略が心配です」だとかなんとか言われたのならその逆を証明するんです。「ええ、私たちは成長しました。こうしました」と。私たちはそういうのが大好きです。私たちは、反証されるのが大好きです。

または、「成長戦略についての指摘は正しかったので、私たちはここを変更しました。」とかそれも素晴らしい知らせです。フィードバックを反映する素晴らしい方法とは、なぜフィードバックが間違っていたかを証明するか、指摘された点を正すことです。

最後に

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YCに応募するのは、実際には本当に簡単で、意図的によく文書化されています。秘密は特になく、得に小賢しいことをさせようとも思っていません。先ほど話したように、可能な限り明確なストーリーを伝えてくれたらそれがベストです。

また、皆さんが応募するために必要なスキルは、偉大な創業者になるために必要なものでもあると思います。記者や投資家や従業員や顧客と話をすることになるのなら、申込書や面接で見たいような先ほど述べたスキルを持ち合わせているのは非常に役立つと思います。

最後に、ご質問があり、その質問の形式が「私は応募すべきか...」であれば、その答えはおそらくイエスです。自分を幸運から、運の良いことが起きることから妨げているのが自分自身であるかどうかについて考え、こういうことにイエスって言えるように最適化しましょう。創業者としての皆さんを一般的に助けると思います。

ありがとうございました。

 

記事情報

この記事は原著者の許可を得て翻訳・公開するものです。
動画: How to Apply and Succeed at Y Combinator by Dalton Caldwell (2018)
トランスクリプト: Dalton Caldwell - How to Apply and Succeed at Y Combinator

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