アイデア

【Podcast】スタートアップのアイデアを評価する方法

今日の『聴く FoundX Review』は Kevin Hale による「スタートアップのアイデアを評価する方法」です。 open.spotify.com youtu.be FoundX Podcast では、FoundX Review の過去の記事を取り上げて、音声で提供しています。 埋め込みプレイヤーが見えない方は…

発明とタイミング (a16z)

いろんな意味で、投資家にとってキーとなるポイントはタイミングです。アイデアは明白なことが多いのです。しかし実際には、そのアイデアは最終的にうまくいくまでに何度も試されます。 ペンコンピューティングを例に挙げてみましょう。私がシリコンバレーに…

「ソーシャル+」の力 - コミュニティが総取りする

ソーシャル+企業の特徴 1. ソーシャル+企業は、その製品のために作られた独自のソーシャルグラフを持っている。 2. ソーシャルグラフが製品にとって非常に重要であること 3. ピアツーピアのソーシャルエンゲージメントが製品自体に組み込まれていること ソ…

億万長者は作る (Paul Graham)

(訳注:本エッセイのタイトルでは、build = 作る、と訳しています。build は比較的規模が大きなもの、コツコツと努力して築き上げるものに使われる言葉であり、一方でmake は比較的小さなものを作るときに使われる言葉です。このニュアンスがないと、小さな…

誤解されていることの強さ (Sam Altman)

先日、ある起業家の方から「他人がどう思うかを気にしないようにするにはどうしたらいいのか」という質問を受けました。私は答えを持っていませんでしたが、よくよく考えてみると、それは間違った質問なのではないかと思います。 ほとんどの人は誰かが何を考…

共同創業者の口説き方

スタートアップの共同創業者は結婚以上の関係とも言われています。そんなスタートアップの共同創業者同士の馴れ初めを聞いていると、「共同創業者になってほしい」と一世一代の告白をするよりも、自然と「自分たちなら共同創業して当然だよね」となるような…

そのアイデアは尖っているか

前回の記事では、アイデアには「市場仮説」「課題仮説」「解決策仮説(製品仮説)」「価値仮説」「戦略仮説」「ビジネスモデル仮説」の六つの要素があることを解説しました。 ただ、これらの仮説をすべて確実に検証している必要があるかと言うと、そんなこと…

その仮説って「どの」仮説? スタートアップのアイデアの解像度を高める

リーンスタートアップや顧客開発の方法論の流行によって、スタートアップは仮説検証して進めていくものという認知が広がりました。それに伴い、「アイデアの仮説検証」という言葉はずいぶんと市民権を得たように思います。 ただ、アイデアという言葉には様々…

スタートアップでは課題が大事!でもそれは何故? - 価値の考え方について

ビジネスにおける価値 (value) とは何でしょうか。これについては所説ありますが、スタートアップにおいては、価値は課題が解決されることによって生まれる、と考えるとうまく整理されるのではないかと思います。 「価値」は課題と解決策のフィット まず顧客…

スタートアップのアイデアを見つける方法 (Startup School 2020)

アイデアの間違った探し方 素晴らしいアイデアである必要はない 最初のアイデアに飛びつかないようにする 最初のアイデアはあくまで良い出発点 解決策から始めないようにする アイデアを見つけるのは難しいと思いこむ スタートアップのアイデアの評価方法 ア…

B2B での EC を再考する (Y Combinator)

まず、なぜアメリカで独立系小売業が盛んになるのか、その背景を少し説明します。 COVID-19からの行動変化は永続的なものになるのか? Faireの価値提案の特徴。無料返品とネット60日間の支払い条件 バイラルループとネットワーク効果 ホールセールを超えて。…

アイデアの生み出し方 (Sam Altman)

スタートアップの起業家に最もよく聞かれる質問は、どのようにしてスタートアップのアイデアを得るかということです。2番目に多い質問は、彼らのためのスタートアップのアイデアを私が持っているかどうかです。 しかし、起業家にアイデアを与えても、ほとん…

難しいスタートアップのほうが簡単になる (Sam Altman)

最も理解が難しいスタートアップに関する秘密は、簡単なスタートアップよりもハードな(難しい)スタートアップの方が成功しやすい、ということです。 ハードなスタートアップは、大抵のスタートアップよりもはるかに多くの資金、時間、調整、技術開発を必要…

未来を発明する方法 2 (Startup School 2017 #12, Alan Kay)

0. 知識は銀、コンテキストは金、そしてIQはただの鉛 1. デバッグはプログラミングよりも難しいので、プログラムの作成にあなたの知恵をすべて使ってはならない 2. 結果の良さは資金提供者の良さと最も強く相関している 19. より良いものや完璧な物は必要な…

未来を発明する方法 1 (Startup School 2017 #11, Alan Kay)

Samこの一週間Alan Kay をお招きしています。Alanさんは2つの講義を行っていただく予定です。Alan Kay は私たちよりも未来を発明することについて忘れてしまっていたり…? Alan Kそれは最悪の講義になってしまいますね。けど… SamAlanは、創意に富む本物の世…

FoundX Podcast #03「アングル」- 坂本教晃さん

あいまいな領域の可能性 具体例 課題とアプローチの両方で捻る Day 1 からマネタイズできるビジネスモデル 一見ニッチでも巨大なマーケット テック系スタートアップは Day 1 からグローバル ディープテック領域の変化 テクノロジが世で活かされる社会を作る …

スタートアップのピッチ方法 (Startup School 2019 #16)

前回の振り返り:スタートアップのアイデアは課題、解決策、洞察 課題は大きく、広いもの 「課題を探している解決策」にはならないようにする 圧倒的な優位性=洞察 YC の応募のコツを読み解く 優れた投資家は想像してくれる 投資家によるピッチの評価軸は3…

プロダクト・ツァイトガイスト・フィット (PZF): 次に来るものを作る方法 (a16z)

PZFは、どのように機能するのでしょうか? 暗号通貨 クリーンミート 所得分配契約(ISA) PZFを見つける方法 PZFはスタートアップを好みます Product Market Fit (PMF) がスタートアップにとって最も重要であることは、シリコンバレーの自明の理です。その捕…

素晴らしいプロダクトのためのゲームデザイン(ゲーミフィケーションではない) (a16z)

ゲーミフィケーションのことは忘れましょう。仕事というより遊び感覚のソフトウェアを作りたいなら、さらに深く、さらに内発的動機を利用する必要があります。そこにゲームデザインの原則が登場します。2019年a16zサミットのこの講演(全原稿を下に掲載)で…

競争は負け犬のためのもの (Startup School 2014 #05, Peter Thiel)

価値を捕らえる XドルのY%を取る(XとYは独立) 例)航空会社とGoogle 完全競争の世界のメリットとデメリット 独占 人々がつく嘘 非独占者がつく嘘 (例)パロアルトの英国料理 (例)ハリウッド映画 (例)スタートアップ 独占者のつく嘘 独占の作り方 小さ…

FoundX Podcast #02「次の Tesla」 - 髙橋卓巳さん

ソフトウェアによる産業の垂直統合 ソフトウェアを前提とした産業のリビルド スタートアップでどのように行うか ブランドの重要性 15年かかることを前提としたアイデア 大きく考えるほうがファイナンスしやすい? 馬田みなさん、こんにちは。FoundXの馬田で…

新規性と異説 (Paul Graham)

新しいものを発見した際は、ある種の異説であると非難される可能性が大きくなります。 新しいものを見つけるには、実は良いけれどそうは明らかになっていないアイデアに取り組む必要があります。アイデアが明らかに良いものであれば、おそらく他の人がすでに…

FoundX Podcast #01「Why Now」 - 清水信哉さん

Why Now が重要 車酔いを改善する 食糧問題 人工子宮と人間の時間の価値 小さな課題よりも大きな課題のほうが簡単 引っ越しを楽にする 特許などの無形資産の管理 大きな課題から始める 起業家同士のディスカッションが情報源に

31人の起業家からの、初回起業家へのアドバイス

私たちはYC出身の起業家たちのためにBookfaceというプラットフォームを運営しています。そこでは、互いに知り合い、質問し合い、人脈を築き、アドバイスを共有することができます。最近、Bookface上でゲーム会社 Players’ Lounge(W18)の共同創業者であるZa…

スタートアップのアイデアを評価する方法 Part 1 (Startup School 2019 #01)

なぜスタートアップのアイデアの評価が重要なのか どうやれば投資家はアイデアを気に入るのか 投資家はアイデアを否定はしない 考えるべきは「どうやればユニコーンになれるか」 スタートアップのアイデアは仮説 スタートアップのアイデアの構成要素:課題、…

Y Combinator からスタートアップへのリクエスト

AI バイオテクノロジー ブリック・アンド・モルタル2.0 炭素除去技術 細胞農業とクリーンミート より環境にやさしい商品 コンピュータセキュリティ 多様性 教育 エネルギー 企業向けソフトウェア 金融サービス 仕事の未来 ヘルスケア 記憶力の向上 長寿とア…

スタートアップのアイデア、プロダクト、チーム、実行力 パート1 (Startup School 2014 #01, Sam Altman, Dustin Moskovitz)

目次 アイデア、プロダクト、チーム、実行力:パートI スタートアップを始める理由 アイデア ピボットではなく優れたアイデアを ミッション志向型であること 悪いように見えて良いアイデアを選ぶ 10年後に大きな市場を狙う なぜ今? 説明しやすく理解しやす…

スタートアップを始めるための一つの手順 (Michael Seibel)

やるべきことの実施順 2つの間違った実施順 1) アイデアを考え付いた後、すぐに投資家に売り込む 2) アイデアはあるものの、自分も共同創業者たちもコードが書けない 反対例 創業者になることを考えている有能な技術者と話をしてみると、大抵の場合、その1番…

簡潔版:スタートアップへのアドバイス (Sam Altman)

これはたくさんのものを抜いた、とても簡潔なサマリーです。長いバージョンはこちらからご覧いただけます: http://startupclass.samaltman.com 会社から始めるのではなく、アイディアから始めるべきです。単なるアイデアやプロジェクトの方が、元手が少なく…

スタートアップにとっての「おもちゃのような市場」 (Aaron Harris)

この記事の要約 多くの成功した大企業はおもちゃのような市場から始めて大きくなっているが、市場が既に大きなところを狙ったほうが論理で説明できたり、後知恵バイアスや投資家のリスク回避のせいで、おもちゃのような市場は狙いづらい おもちゃのような市…

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